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自由気ままな食生活

第1章 1



食堂からローに案内されて船長室の隣の部屋を一室借りると船長室に招かれた


『へー以外と広いんだな、さすが船長』


ロー「当たり前だ、俺は狭い部屋は嫌いだ」


ふとローの被っている帽子を見て”あー”っと感心していた


『もふもふ好きか・・』


(ベポもふもふで気持ちいいもんな~)


ロー「何の話だ」


『いやこっちの話、そういえば次の島はどのくらいで着くの?』


ロー「4日で着くはずだ、それとこれを使え、4日間同じ服を着られちゃこっちがむさ苦しくなる」


『ご丁寧にどうも、でもこのTシャツでかい』


190cmの長身のローのTシャツは160cmのベニーがあてがうとワンピースのようにでかかった為ムッとした表情をした


ロー「口答えするな」


『はーい』


ロー「・・へーゼル屋」


ベニーはローのテーブルに置かれていたチョコレートを勝手に食べ始めると不思議そうにローに向きをかえた


ロー「お前って奴は警戒心ってものがないのか?もしそのお菓子に毒が入っていたらどうするつもりだ」


『アホだな~チョコレートに毒なんか入れる悪趣味な奴居ないだろ、これ常識だよ』


ロー「どんな常識だ、てめーの価値観で常識を決めるな」


『トラファルガーさん、私はね、この世の全て(飯)を胃袋に置いてきてるんだ、』


ロー「何訳わかんねぇ事言ってやがる」


『私の胃袋はブラックホールだよ、毒があろうと食べれるなら問題ない』


ロー「そうか、一度でいいから解剖させてもらいたいもんだ」


『やめてくれ』


ベニーはチョコレートを全部手に取り船長室を出ようと扉に手をかけた


ロー「へーゼル屋、海賊は好きか?」


ローの問いかけに一瞬動きが止まったが次の瞬間勢いよく開かれた扉にベニーはポツリと話した


『私が殺したい男は海賊だ』


その言葉とともに扉は閉められローはジッと扉を見つめていた



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