第5章 5
【すみません】
カランとフォークを皿に戻し口を拭くと背後からした声の方を振り向いた
『ん?お嬢ちゃんどったの?』
【貴方にこれを渡せって・・】
手に持っていたのはピンクの羽だった
ベポ「綺麗な羽だね~ベニー良かったね!」
『・・お嬢ちゃん誰にこれを渡された?』
【わかんないでも皆”若”って言ってた・・お願い受け取って、じゃないと弟が・・】
『ごめんね、確かに受け取った。必ず弟は君の元に返すから動いちゃだめだよ』
ベニーは席を立ち目を閉じると耳を済ませた
そして確認するとベポにお辞儀した
『ごめんベポ、私急に会わなきゃいけない奴がいて、船長に怒られても私が逃げ出したとでも言っといて、だからお願い、見逃して』
ベポ「ベニー・・一人じゃダメだ!俺も行く!」
『お願いベポ』
ベポ「ダメだ!!」
『・・許せ』
ベニーはベポに武装色を使い首を叩くとベポは机に突っ伏した
『店主!こいつ酔っ払っちゃったみたいだからそのままにしといて!お会計ここに置いておくから』
そう伝えベニーは少女の頭を優しく撫でると店を出るとある一箇所を目指し一目散に走った
ベポ「キャプテン!!!!」
一人で帰ってきたベポにローは目を見開いた
そして一部始終を聞くとローは丘に向って走っていた