第1章 1
ロー「で?何故こいつをこの船に連れてきた」
ローの部屋に横たわるベニーに視線を向けながらクルーを睨んだ
シャチ「だだだって、どうするんですか?急に倒れたんですよ?もしかしたら新種の菌か何かに侵されたのかも知れないし」
ロー「今すぐ捨ててこい」
ペン「もう船は出ちゃってます、海に捨てろって言うんですか?!」
ロー「そうだ、第一何故俺の部屋に連れてきた、しかも俺のベットに寝かせやがって」
シャチ「それは、男しか居ない部屋にベニーを置く訳にはいかないから船長の部屋ならって・・」
ベポ「キャプテンお願い!ベニーを見てあげて」
ベポがローに訴えかけるとローはため息を吐きクルーを部屋から出した
ロー「ったく、なんで俺がこんな事しなきゃならねぇんだ」
横になっているベニーの服を脱がせ胸元に聴診器をあてた
ロー「無防備な奴だな」
露になったベニーの上半身を見て変な気を起こさないように視線を逸らし聴診器をお腹に当てようとした
グー・・・
品のない音が部屋中に響くとベニーの服を調え頭を叩いた
『痛い・・あれここは』
ロー「話は後だ、ベポ」
名前を呼ばれるとクルーの雪崩で扉が開きペボが中に入ってきた