第5章 5
手を振り送ると2人は島に向って歩んでいった
そして数分後ローが返ってくるとただならぬ雰囲気に眉間に皺を寄せた
ロー「なんだ?全員甲板に出て総出でお出迎えとはまたベニーがやらかしたか?」
ペン「あ、いや、船長、えっと・・」
『サボとコアラが遊びに来てたからお話してた』
「「ベニー!!」」
ロー「俺の不在にか?」
『そう、島に出てご飯は出来ないでしょ?私一人じゃ島出れないし、だから食堂で”厳重な”監視の下お茶会です☆・・ダメだった?』
ロー「・・・ならいい」
(船長怒らないのかーーい!!)
『ありがと!船長!それより船長はどうでした?久々の一人旅は堪能できました?(ニヤニヤ』
ロー「ああ、良かった」
『そりゃ良かった!これで私の身も安心って訳だ!』
鼻歌を歌いながら船内に戻っていくベニーに首をかしげたローにペンギンがつかさず耳打ちをした
ペン「多分ベニー勘違いしてます。船長が島の女とヤッたと思ってるみたいでして・・」
ロー「成る程、それで身の安全か、俺も舐められたもんだな俺は1回じゃ終わらねぇぞ」
(そっちでもねぇーー!!)
クツクツ笑うローに何も言えぬまま船内に入る船長の後ろをただ黙って付いていくペンギンだった