第5章 5
例のデコチュー以来、ローがベニーに触れる事はなかった
食堂に座るローとベニーはいつものようにも見えたがどことなく雰囲気は明るかった
ペン「なんだベニー楽しそうだな」
『そう?♪聞いてくれペンギン、実は船長と面白い話してるんだけど題して
【ドキッ☆海賊の心臓くり貫いちゃおう】
作戦だ』
ペン「おい、とんでもない話じゃねぇかよ;」
『そんな事ないぞ?うちの船長の名前を轟かす為の大事な計画だから』
ペン「船長、そんなことしてどうするんですか?」
ロー「王下七武海に入る」
ペン「ええ!!!?」
『ペンギン、私ら船長の賞金は知ってるよね?』
ペン「確か2億でしたよね?」
ロー「ああ」
『2億の海賊がただの海賊だなんてつまらないじゃん!』
ペン「そんな理由?!」
『そんな理由だよ、ね!船長!』
ロー「少し違うが、まぁいい」
意気込むベニーにシャチも乗り気で声を上げた
シャチ「でも王下七武海だなんてやっぱり船長かっこいいです!!一生俺ついていきます!!」
『いいぞ~シャチ!一生お前は私の下僕だ!』
シャチ「誰が下僕だ!!」
ケラケラ笑うベニーをジッと見つめてくるローと目が合うと不思議そうに目を泳がせた
ロー「ベニーお前も心臓狩りについて来い」
『え・・嫌ですよ、私これ以上懸賞金上がりたくないです』
ペン「ベニーの懸賞金っていくらだっけ?」
シャチ「確か1億だったか?」
『言わないで、落ち込むから』