第4章 4
その頃ローはペンギンと医療品のチェックをしていた
ペン「成る程、船長言っていいですか?」
ロー「言うな」
ペン「それはベニーに恋してます」
ロー「言うなといった筈だ」
ペン「まぁ難しく考える必要ないと思いますよ?皆知ってますし。知らないのベニー本人ですし」
ロー「多分行動に出しても分かっていない奴だ」
ペン「何かしたんですか?」
ロー「抱きしめた」
ペン「やりましたか;この際きっちり言った方が早い気がしますけど」
ロー「そうだな」
応援しています!
そんな言葉を背にローはチェックをペンギンに託すと自室に戻っていった
だが、なんだか落ち着いていられず隣の部屋をノックした
返事が返ってこない為 中に入ると規則正しい寝息がベットから聞こえた
クローゼットが少し空いていてその隙間からお菓子の袋が出ていたことに目頭を押さえた
ロー「ったくこんな所に隠していたか」
ベットの端に座り優しくベニーの頭を撫でると一瞬くすぐったそうにした表情がローの心臓を締め付けた
ロー「俺はお前の為なら心臓をやっても良い、お前は俺に心臓を一生渡せるか?一生傍に居てくれるか?」
ゆっくりローの唇がベニーの額に落とされるとローは部屋を出て行った
扉の閉まる音と同時にベニーは飛び起きた
『起きるタイミング逃した
・・・てか不意打ち勘弁して////』
赤くなる顔を隠すかのように布団に潜った