第4章 4
航海を始めて月日が過ぎたある日
速報新聞がハートの海賊団の元に届いた
『ルフィーを助けに行きたい』
新聞の記事には
”火拳のエース公開処刑”
との記事だった
ベニーにとってエースは別に興味がなかったが、それを手助けしている男がルフィと知りローにお願いをした
船長室でその話をして二つ返事でOKをくれた船長にベニーは感謝した
先日のシャボンディの一件やら数々の事で他の海賊と接触禁止を受けた身でありながら今回の発言を許してくれたのはきっとローにも何か理由があるのだろうと察した
ロー「一つ聞く、麦わら屋を助けたい理由はなんだ」
『私の命の恩人の息子だから』
シャボンディーで会った時ルフィーがすぐにドラゴンの息子だという事を理解できた
話も聞いていたのもあるが、人なりが少し似ている気がしていた
その後ローは進路を変えマリンフォードへと向った
だが着いた時には全てが終わっていた
ロー「一足遅かったか・・」
『ルフィを探しに行って来る!』
ロー「だめだ!!」
『なんでだ!私は彼を助けにきたんだ!』
ロー「お前は忘れてるだろうが、俺はお前の船長だ
クルーの命を危険にさらす訳にはいかねぇ!!」
『ック・・』
そんな話をしていると前方からふわふわと浮いた人影が見えた
『あれは確か・・』
ロー「道化屋か・・・あの両手の奴らは・・成程
道化屋!!そいつをココから逃がす!一旦俺に預けろ!!俺は医者だ!!」
『ロー!?』
バギー「おお!助かった!!受け取れ!!」
ジンベイとルフィをベポがキャッチしそのまま担架で運ばせるとベニーは驚いた
『ルフィ・・酷い怪我・・』
ロー「後は俺に任せろ、お前は
「行かせないよ~」