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自由気ままな食生活

第2章 2



キッドは徐にベニーの髪の毛を指で流すとその行動に驚いた
ベニーはキッドを睨んだ

『気安く触らないでくれる?』


キッド「いいだろ、減るもんじゃねぇんだ」


『そーゆー問題じゃない、だからうちの船長怖いからこーゆー事してんのバレたらバラさ・・・』


キッドの後ろの席に目がいったベニーは顔が一瞬で顔が青ざめ、そして目の下がピクピク痙攣していた

視線の先にはテーブルに頬杖をつき、こちらを不適な笑みで見つめる自分の船の船長が座っていた

そして勢いよく立ち上がるとキッドに礼を言い店を飛び出していった


キッド「律儀なやつだな、てめぇのクルーは」


背後にいるローに振り向きもせず話しかけた


ロー「気安く話しかけるな殺されてぇのか?」


キッド「俺は酒をのみに来ただけだ、あの女の酌で今回は問題は起こしやしねぇよ」


ロー「・・」


ローは立ち上がりキッドにお金を渡すと店から出ていった


キッド「ベニーか良い女だ」


クツクツ笑うキッドはビールを飲み干した

―――――――――――


『さっきのは見間違いだ!きっとそうだ!あんな鬼みたいな笑みの男はきっと見間違いだ!「おい」』


『話しかけるな、今どこの樽に隠れようか考えてんの、あっちいけ』


ロー「ほー、っで?何処にすんだ?」


その聞き覚えのある声に振り返ると仁王立ちしたローが立っていた


『・・・・あ、本物の鬼だ』


ロー「誰が鬼だって?」


『こ殺さないで!私にはまだやり残した・・いや食べ残した・・違うな、何て言うんだっけ?』


ロー「知らねぇよ、こっちに来い」


ローはベニーの腕を引くと体がよろめいてしまった

だがローはそのまま自身にベニーを近づけたまま話始めた


『あの、船長近いでs「お前はもっと自覚をもて」


『自覚?』


ロー「そうだ、俺のクルーになったんだ、他の海賊と戯れるなんざ今後許さねぇ、わかったな」




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