第2章 2
ロー「いい加減にしろ」
船内に響いた船長の一言で辺りは一気に静まり返っていた
ローの朝食は決まっておにぎりだったが、最近誰かの差し金でパンに変更されていた※ベニー
ロー「てめぇ、俺が言った事忘れてねぇよな?」
『うん、確かに言ってたな『俺はパンは嫌いだ!』って、「まて、それは俺の真似か?」・・好き嫌いは感心しないな~船長とあろう人が』
ロー「お前に関係ない」
『いや関係ある!もし海軍にそんな事がばれてみろ?アホ丸出しで新聞の見出しに書かれるぞ!『ハートの海賊団トラファルガーはパンが嫌い』って』
ロー「知った事か、兎に角俺はパンは食わねぇからさっさと下げろ」
『いやだ』
ベポ「喧嘩はだめだよ;」
ベポが真ん中に入るとベニーはベポをギュッと抱きしめるとローを睨んだ
ロー「何だその目は」
『ベポ~船長が私をイジメてくる』
ロー「いじめを受けているのは俺だ、お前みたいな無神経な雑食女には分かんねぇだろうな」
『・・・よーく分かった!もういい!勝手にしろ、折角心配してやったのに!船長が飢え死にしそうになっても助けてやらんからな!』
プイッと顔を背け食堂を出て行くとクルーの視線が一斉にローに向けられた
ロー「なんだ」
ペン「船長、謝りましょう」
ロー「ああ?なんで俺が謝るんだ」
シャチ「いや、女性に対して雑食女って言いすぎです」
ロー「そのまんまだろ」
ベポ「キャプテン、ベニー泣いてるかもよ?」
ロー「・・・」
シャチ「謝れないなら俺が一緒に「殺されてぇのかシャチ?」
ロー「すすみません!!!」
盛大なため息を吐くとローは部屋を出ようと扉へ歩みを進めた