第2章 2
ペボに刀を預け島を歩いているとローがベニーに札束を渡した
『このお金は・・』
ロー「俺のクルーを金で困らす気はねぇ、必要物資をそろえて来い」
『さすが船長!有り難く頂くよ!よし!すみませ~ん、このイカ焼きそばあるだけください!』
ロー「ちょっと待て」
ベニーの腕を引き自身に近づけると不満そうな表情をローに向けた
『なんだよ』
ロー「なんだよじゃねぇ、俺は”必要物資を揃えろ”と言ったんだ、誰が飯を買えと言った」
『待て、私の必要物資は9割飯だ、私から飯を取ったら何も残らないぞ』
ロー「どんな割合だ、兎に角嗜好品に使うぐらいなら金は返せ」
『さて!洋服でも買いに行きますか!!』
ロー「ったく・・さっさと揃えて来い」
米も買い洋服も揃えたロー達は船に戻るとペンギンがニヤニヤしていた
ペン「やったなベニー!船長に色々買って・・ってその両腕に下げている袋はなんだ」
『お?これか?この島名物 イカ焼きそばだ!旨そうだろ~食べるか?』
ペン「いや・・もうすぐ夕飯だぞ;」
『そうか!楽しみだな~ね!船長!!』
ローは目頭を押さえたまま頷くとベニーはご満悦のようで食堂に向かっていった
ペン「船長、お疲れさまです」
ロー「俺は少し休む、後のことは頼んだ」
フラフラするローの背中をクスクス笑いながら見送るとペンギンも荷物を片付け食堂に向かった
食堂にて
シャチ「やっぱりお前は凄ぇよ!船長に逆らって命が無事な奴俺初めて見た!」
『シャチ、私は別に逆らってなんかいないぞ?欲しいもの買えって心優しい船長が言ってくれたから私はこうしてイカ焼きそばとご飯を一緒に食べれているんだ』
ペン「きっと船長の目でも盗んで買ったんだろ?」
『なんのことかね?ペンギン君』
ベポ「ベニー俺も食べたい!」
『あーんしてやるよ☆』