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自由気ままな食生活

第1章 1



「俺ぁ船長が決めたことに異論は無いですけど、まさか彼女をクルーにしなかったのは予想外でした」


ロー「お前まで言うか、俺だってクルーにするつもりだった」


「今からでも遅くないんじゃないですか?島にいますし」


ロー「そうだな・・あいつらのあんな落ち込みようを見たらベニーを強制的にでもクルーにしないといけねぇみてぇだ」


「それに船長が一番気に入っているみたいですし」


ロー「それ以上言ったらばらすぞ」


「すみませんw」


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『親父、この店の食事全部くれって言いたいがお金ないからボトル2本頂戴』


島の小さな酒屋に来たベニーはボトル1本を飲み干すとぼーっと酒瓶を見つめていた

※ちなみにこのお金はローから貰ったものです


【やりましたねお頭!今日は収穫が良かったっすね!!】


【あの海賊、弱ぇ癖に金貨はたんまり持ってやがった!これで酒がたらふく飲めるな!】


【そういやさっき、向こう岸でハートの海賊団の船が停泊してましたよ!昨日は居なかったから今日の朝にでも着いたんじゃありませんかね?】


【そりゃいい、あそこの船長は非道で有名な野朗だ、ケツの青い餓鬼が億越えの訳ねぇ!明日にでも襲って有り金全部頂こうじゃねぇか!ニヤ】


【さすがお頭!!】


【ん・・?おいそこの女、独りで居るならこっちいこい、酌してくれや】


『・・・』


「おい、あんたあそこの海賊に呼ばれてるぞ」


耳元で店主がベニーに話したがベニーは聞こえないふりをした


【おい!聞こえてんだろ!!さっさと来い!俺をキレさせんじゃねぇ!】




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