• テキストサイズ

Season~声優さんと一緒~

第10章 はじまりのうた(吉野)


コクッコクッと、喉を鳴らしコーヒーを飲み込む。

ゴホッゴホッと気管に入ったコーヒーでむせる。


裕行さんがニコッと笑った瞬間に察知したものの、時既に遅しで腕を掴まれキスをされた。


「コーヒー飲みたいって言いましたけど…」

不服の視線を向ける。

「ん?何だよ。飲みたいって言うから飲ませてやったのに。」

「………。」

「あんまり怒んなよ。」

そう言うと、私の唇の端をペロッと舐める。

「コーヒー垂れてた。」

「もしかして、キスされると思った?」

「!!!!!」

「何で、そんなに意地悪なんですか?」

「え?………好きなコは虐めたくなるんだよ。」


一気に顔が熱くなる。

「急にデレないで下さい…」

ペタンとアヒル座りをして、眉を寄せる。


寝起きにコレは……
嬉しいけど…
キツいです……。




/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp