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Season~声優さんと一緒~

第17章 kaleidoscope(津田)


立ち寄った本屋の隅で背伸びをして、片足を宙に浮かべ右手をピンッと伸ばす女のコを見つけた。

届かないのかな?

先ほどから、指先を擦っていた本を取り出す。

「はい。どうぞ。」 

本を差し出すと、驚いたように俺の顔を覗う。

「あっ。ありがとうございます。」

「1日中探してて。やっと見つけられた。」

向けられた溢れんばかりの笑顔に今度は俺が驚く番だ。
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