• テキストサイズ

【HQ】恋愛クロニクル【東峰旭】

第30章 夏の大三角形


「お風呂、行こっか」
「はいっ」

 『美咲ちゃん』の話は、それでおしまいになった。
東峰さんと夜久さんのことも少し気にはなったけど、東峰さんに「内緒」だと言われていたし、清水先輩に尋ねはしなかった。

 『比べることはしない』

部の人達はそれぞれクセはあるけど、いい人達ばかりだったから、本当にそうだと思う。誰も私と前の彼女を比べることはしない、と思う。

 失敗してもフォローしてくれるし、文句を言われたこともない。

 けど、私の前にいたという彼女に負けないように。
よりいっそう努力していこう。そんな誓いを私は胸の中で、ひとり打ち立てたのだった。
/ 460ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp