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【HQ】恋愛クロニクル【東峰旭】

第20章 ふたりきりの時間


 ただ一人、二人を遠巻きに見つめて拳を握りしめた人物だけは心中穏やかではない様子だった。

「旭……!泣かすなって言っておいただろうが……!」

 震える拳を握りしめ、東峰の背中を睨み付けた義明の念が、再び東峰の背に冷や汗をかかせた。

「か、帰ろっか?」

 背中に不穏な気配を感じながら、東峰は黒崎を家まで送り届けたのだった。
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