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イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/ユーリ編

第1章 ~第一章~二人の日常


――夕食後―…


―ユーリside―


(ユヅキ、まだ起きてるかな…)


(結局、明日着るユヅキの服を一緒に選んでたら夕食の時間になって、昼にジル様に何を言われたのか聞きそびれちゃったんだよね)


そんなことを考えながら歩いているとユヅキの部屋の前に着いた。


――コン、コンッ―…


ユヅキ「どうぞ」


――ガチャッ―…


扉を開くと、そこにはネグリジェに着替え終わったユヅキの姿があった


その姿を見て、俺は少し頬が染まったのを隠すように、意地悪な笑みを浮かべてユヅキに尋ねた


「ユヅキ、今日のネグリジェなんだか色っぽいね…少し下着が透けて見えてるけど…もしかして俺のこと誘ってる…?」


それを聞いたユヅキは自分の姿を見て顔を真っ赤に染め、ベッドまで行きシーツを顔まで上げて自分の姿を隠した


(ユヅキは本当に可愛いなぁ…どうしてこんなに可愛いことばかりするんだろう…)


そう思い、俺もベッドに腰をかけるとユヅキの肩がぴくりと僅かに震えた。


「でもユヅキ…俺以外の人にはそんな姿、絶対に見せないでね…?だってユヅキは俺だけのお姫様でしょ?」


そう言うと、ユヅキは顔を真っ赤にしながらも俺のことをじっと見つめて応えた


ユヅキ「……こんな姿、ユーリ以外には見せないから大丈夫だよ…」


「本当…?でも本当は俺、ユヅキの照れた可愛い顔も俺以外には見せて欲しくないんだけどな…」


そう言いながらユヅキの髪をくるくると指で弄んでいると、ユヅキは少し俺を睨みながらハッキリと告げた。


ユヅキ「…っ、こんな顔も…ユーリ以外には見せてないよ…っ」


「……じゃあ、どうしてジル様の前であんな顔したの…?ねぇ、昼間にジル様に何を言われたのか教えてよ」


そう言って俺もユヅキのことを真っ直ぐ見つめると、ユヅキは恥ずかしそうに一度俯いたが、顔を上げてハッキリと俺を見つめながら少しずつ口を開いた
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