• テキストサイズ

イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/ユーリ編

第1章 ~第一章~二人の日常


―プリンセスside―


「…っ、ユーリ…?」


ユーリに後ろから抱き締められた私は、驚いて思わず振り返るとそこには僅かに眉を寄せたユーリがいた。


「どうしたの、ユーリ…?」


私が不安に眉を寄せてユーリに尋ねると、少し頬を赤らめたユーリがそっと口を開いた。


ユーリ「ユヅキ…今日は俺以外の人のことばかり考えてたでしょ」


「え…?どういうこと…?」


ユーリの言ってる意味がわからず首を傾げると、ユーリは真剣な目で私を見つめた。


ユーリ「…っ、だから…ユヅキの一番傍にいるのは俺でしょ?それなのに、ユヅキが俺以外の人のことで悩んだり、照れたりしてるのを見るのが嫌だったんだよ…」


(それってつまり…)


「ユーリ、もしかして嫉妬…してくれたの…?」


私が尋ねるとユーリは耳まで真っ赤に染めた後、ふっと意地悪な笑みを浮かべた。


ユーリ「そうだよ…でも俺は自分が嫉妬するよりも、ユヅキが嫉妬してくれる方が嬉しいな」


そう言ってユーリは優しく私の額に口づけをした
/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp