第9章 DIABOLIK LOVERS 激裏
「これで最後だ」
ルキ君の冷たい声と同時に体を反って意識を飛ばした
最後に見えたのはふたりが笑う声と顔だった
目が覚めると革命軍の本拠地 だった
「おはようらな」
昨日とは全く違う態度だった
あんなことされるのは、任務に失敗した時か気分を害した時だ。ましてやあんなことされるのは、私とコウ君とルキ君のみだ。
「おはようございます」
早速王宮軍の情報を頼りに次に狙うところを見つける
「あの…ここはどうでしょうか?」
地図に指さして、知的班とコウ君で見せる
「ぇえ〜、ここめっちゃ木があるじゃん」
コウ君はダメだって言ってるけど知的班は
「ここを逆手に取ると、木の上からでも攻撃できるしとってもいいと思う」
「でもさぁー雷落ちたら僕丸焦げじゃ〜ん」
「でしたら天候が良い日にしましょう」
「結局そこなのね…」
コウ君はがっかりしていたが、上手くいきそうでよかった
「少し息抜きしてきます」
本拠地近くにある花畑で水をやってると物陰から声がした
「だ、だれですか!」
震えないように声を出して誰かと問う