• テキストサイズ

潮風【コビー】

第4章 ヘルメッポ軍曹


「ヘルメッポさん!探したよ!」

コビーが剃を使って、庭の向うから瞬時に移動してくる。

ちょっと恐い。

「な、なんだよ」

「ヘルメッポさん、今度の非番は僕と一緒だよね」

「そうだっけか」

ヘルメッポはわざと知らないフリをする。まだ腹を立てているらしい。

「そうだよ。僕と一緒に行ってほしい所があるんだけど」

「どこだよ」

「マリンフォードの病院」

「はあ?なんで。お前、通院してんの?それ、俺が付いてく必要あんの?」

「いいから、一緒に来て。約束だよ」

そう言うと、コビーは離れていった。

「コビーって、強引だよなぁ」

ヘルメッポは空を見上げた。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp