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潮風【コビー】

第2章 会いたい


(そないやったらさんのことを、僕は・・・)

静かにコビーは瞑想を続けている。

だが、なかなか自分の気持ちを認められない。

(そないやったらさんのことを、僕は・・・)

で、思考を止めてしまう。

認めるのが恥ずかしいし、恐いのだ。

もし、自分の感情を認めてしまったら、このまま海兵として強く戦っていくことができるのか分からないからだ。

この間の戦争で自分の弱さを改めて痛感しただけに、新しい感情を知るのが恐い。

コビーの眉間には深くしわが寄っていた。

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