第3章 カラスとネコと
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「研磨!ねねねっ、音駒だったの!?」
練習会場となる球技場には、丁度音駒も到着しており――
日向を筆頭に烏野の面々は次々と音駒のメンバーと挨拶を交わしていく。
そんな中…
「はぅあっ!!」
モヒカン頭の音駒部員が悲鳴のような声を上げた。
その先には、
最後尾を歩いてきた、清水と美月の姿。
(視線…?)
隣の清水がぺこりと会釈したのでとりあえずそれに倣う。
「女子っ…マネッジャー…!うぅっ」
「やった!女子マネージャーいた!」
「焼きそばパンゲット!!」
騒ぐ音駒メンバーをなんだろう?とよく見てみると、
その先についこの間知り合った人物を見つけた。