第2章 たった1人でのゴールデンウィーク合宿
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その後、マネージャーの仕事を再開した美月だったが・・・・
「美月!もっと離れて作業して!!」
「それどこに運ぶの!?俺が持ってく!」
「美月は休んでなよ!俺がそれやっとくから!」
(ことごとく翔ちゃんに仕事奪われる…)
自分がボールを当ててしまったからか、日向は美月に付きっきりになっていた。
見かねた烏養が美月の肩に手を置く。
「悪いが…今日は早めに合宿所へ行ってもらっててもいいか…?」
「はい…そうさせてもらいます…」
疲れた表情の烏養に対し、心中を察した美月は苦笑いで答えた。
「日向ボゲェッ!!!お前は自分の練習に集中しろおおっ」
影山の怒号を背に、
美月は一足早く合宿所へ向かうのだった。