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【ハイキュー原作沿い逆ハー】空飛ぶカラス

第2章 たった1人でのゴールデンウィーク合宿


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「俺まで来る必要、あったんスかこれ」


風呂場前で黒山を作る中の一人である影山は、
無理やり広間を連れ出されたことに不満を漏らした。


「お前はほんっとにバレー馬鹿だなぁ?全く分かってねぇ!」

田中が振り返り、影山を人差し指でビシッと指す。

「美月はこの後風呂を終えて出てくる!
ということは?彼女はパジャマに着替えてその姿を現すんだぞ!!!!」


(((((((パ…パジャマ…ッ!)))))))


皆が息を飲む中、影山は目を見開いて固まり、
得意げに鼻を鳴らす田中に月島は呆れてため息をついた。


「バレー馬鹿で初心な影山君…?
そんな貴重な機会を皆で分かち合おうという
この広い広い田中先輩の心に感謝してほしいものだよ…?」

「…っ」


両手を広げ菩薩顔を披露する田中。
影山は顔を真っ赤にして何も言えなくなってしまった。




「おい、お前ら何してんだ?」


声の先にいたのは風呂を終えた3年組だった。


両手を広げた状態の田中はその額に冷や汗を流す。

田中の表情で察した澤村はにっこりと笑みを浮かべた。

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