第2章 たった1人でのゴールデンウィーク合宿
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降り注ぐ水に打たれながら、
美月は混乱した頭を冷やしていた。
今、風呂場の外には1、2年組が集結し
彼女の風呂を待っている。
結局西谷が「俺もついて行く!」と名乗りを上げた後、
なら俺も、俺も、と付添人候補者は増えていき
「じゃぁもう公平に(?)皆で行こうぜ!」ということになったのだ。
先輩含めた男性陣を引き連れ廊下を歩くのは、とてもいたたまれなかった。
(なんでこんなことになったんだろ…
皆、結構世話好きなのかなぁ)
とにかく今は早く風呂を出なくては。
そう切り替え、美月はシャワーのノブをキュッと閉めた。