• テキストサイズ

【ハイキュー原作沿い逆ハー】空飛ぶカラス

第4章 インターハイ、秘密の応援策



――――――――――――――――――――――――――――――――


昼になり、美月は購買に向かう。
今日は珍しくお弁当を作って来なかった。

向かう途中、人垣の奥に良く知る後姿を捉える。


「影山君っ」


声をかけると振り向いた彼は、美月がそばに来るまで待ってくれた。


「おす」
「影山君も購買?なに狙い?」
「カレーパン」
「カレー好きだね!私は何にしようかなぁ」


購買に到着すると、そこには人、人、人。
昼食を求める生徒で溢れかえっていた。


「…これが嫌だから出来るだけお弁当にしてるんだよなぁ」


とは言え、今朝は疲れが溜まっており自らお弁当作りを放棄したのだ。
この荒波を越えなければ昼食は手に入らない。

慣れない人の波に突っ込もうとする美月だったが、
その手前であえなく押し返される。


「きゃっ」


よろけた体は影山に受け止めてもらった。


「ご、ごめん!」

「…マネージャーは何狙ってんだ?」

「?サ、サンドウィッチ…たまごとハムの」

「そこで待ってろ」


/ 213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp