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【ハイキュー原作沿い逆ハー】空飛ぶカラス
第3章 カラスとネコと
何度も何度も止められるスパイク。
日向の心が折れないか、烏養は様子を窺う。
しかし、その心配は杞憂に終わった。
「…笑った…!」
音駒の監督である猫又が声を漏らす。
見ると、日向は心が折れるどころか試合を楽しみ、笑っていたのだ。
(…っ。あの目…美月のさっきの目だ…)
開眼した日向の様子は先ほどの美月のそれとそっくりだった。
周りは思わず息を呑んでしまう。
(ったく。なんなんだ、こいつら…)
烏養が頭をかく横では、美月が胸の前で両手をぎゅっと握っていた。
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