第14章 バレンタイン 2年組
田中&西谷の場合
『あ、田中さん。西谷さん』
「おぉ!春風、どうした」
『これ、バレンタインなのでチョコ。どうぞ』
「お、オレたちにか!?」
『え、いらないなら持って帰りm「「食べます!」」(どうして敬語?)どうぞ。生チョコなんですけど、大丈夫ですか?』
「な、生チョコ!」
「…女子からの手作りチョコ!食べるのが勿体ない」
「保存するか?ノヤッさん」
『いや、腐るので食べて下さい』
(そんなに騒がなくても…)((女子からの…しかも、第2の女神からのチョコ!!))(…大袈裟)
縁下&木下&成田
『縁下さん!木下さん!成田さん!』
「あれ、春風が2年の教室にいるの珍しい」
「しかも、何か持ってる」
「もしかして!?」
『よかった。これ、バレンタインなので…生チョコなんですが、良かったらどうぞ』
「本当に!?」
『はい。いつもお世話になってるので』
「(うるうる)春風!本当にいい子だ!」
「たまに言う毒舌は可愛いということにしておく!」
「谷っちゃんといい、春風といい。年下がこんなに可愛く感じられるとは!」
『なんか、素直に喜べないんですが…』
(それにしても、もしかして皆に配ってる?)(だって、溶けちゃうと困るし…)(((?)))(美味しいうちに食べてほしいです)(((デレた!!)))