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ハイスペックな彼女(ハイキュー!!)

第53章 バレンタイン企画


赤葦の場合





「スミマセン。遅くなって。それで?貴方達は…」

今までに数回した見たことがない、赤葦さんの機嫌悪い顔だ。
優しい顔が大半の彼が怒ると、そりゃ怖さは半端ないです。はい。

そんな顔を見たら、あっという間に逃げて行った。

『あの…ごめんなさい』
「どうしてですか?」
『こんなに早く来るつもりはなくて…混んで遅くなるの嫌で…それで…迷惑かけて、ごめんなさい』

前にもあんまり早く来ると危ないって言われてたのに、約束を破ってしまった。

「今回は許してあげます」
『本当、すみませんでした』
「バレンタインですもんね。混むのは予測出来ましたし、俺も少し悪かったから」
『そ、そんなことは!』
「それに、もう一つの約束は守ってくれましたし」

もう一つ…あ!

「俺にも可愛いスカート姿見せるって約束」

さっきの二人組のせいですっかり忘れてた。

「"制服姿が見れないから、デートでお願いします"でしたよね?」
『そ、です。変じゃないですか?最近、あんまり着なかったから』

言葉を続けようとしたら、急に抱きしめられて耳元で


「凄く可愛い。誰にも見せたくない」


『あ…ありがとう…ございます』

そんな言葉しか出なかった。だって、こんなに近くて心臓の音が聞こえちゃう。

「キス、してもいい?」
『え、あの…はい』

さっきは、無理とか言ってたけど…
これを断る方がもっと無理!


オマケ
(そんなに可愛い顔しないで、今日帰したくなくなる)
(…帰るつもりありませんでしたけど?)
 
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