Fall in love with you【R18】
第7章 seven
「それより烏養君、あれは宜しいんですか?」
「あ?」
先生の視線の先を見ると、バレー部の奴らと楽しそうに戯れる藍原の姿が。
「仲良さそうでいいんじゃねぇか?」
「意外ですね、嫉妬するかと思ってました。」
「ガキに嫉妬するほどガキじゃねぇよ。」
と答えた瞬間、澤村や菅原、東峰に頭を撫でられて頬を赤く染めた。
どろり、黒い感情が湧き上がる。
「先生、やっぱ俺ガキだわ。」
「だと思ってました。」
悔しいけどやっぱ嫉妬するもんだな。
だって俺はあんな風にみんなの前で触ることが出来ないから。
「練習再開すんぞ!」
「アーーッス!!」
少しだけあいつらが羨ましいと思った。