Fall in love with you【R18】
第6章 ●six
腰を抱えて大きめのストロークで奥を突き上げる。
その度に言葉にならない喘ぎが動きにあわせて桃色の唇から溢れた。
ゴムの上からでも分かるくらい膣壁がうねり絡み付いて熱い。
溶けてなくなってしまいそうな、そんな感覚。
「っはぁ、あちぃ…」
気を抜くとイッてしまいそうな快感から少しでも逃れようと息を吐いた。
「つらくねぇ?」
「へー、きっ…きもちいよ…?」
生理的な涙の滲む目尻をそっと撫で、背を丸めて口づけた。
「じゃあ、もっと気持ちよくなろうな。」
細かいピストンでペースを上げると、とうとう藍原の目から涙が零れた。
「んんっ、ふ…やあぁ…お、かしくなっちゃ…」
「なれよ。見ててやっから。」
「うか、いさっ…うかいしゃん、きもちいっ…すきっ」
涙ながらに呼ばれる名前に煽られながら最奥に白濁した欲を吐き出し、続くように藍原も達した。
頬に残る涙の跡を見たら
満たされた筈なのに、
なんだか泣きそうになった。