Fall in love with you【R18】
第6章 ●six
やっぱ座位はいい。深くまで繋がれるし、くっつきながらだって動ける。
今だってほら、俺の腕の中には藍原が気持ち良さそうな声を上げている。
首筋から流れる汗はしょっぱいのに仄かに甘くて、まるで媚薬の如く興奮を煽る。
「うかいさん、もう…いきそっ」
「あ?まだダメだっつーの。まだ足んねぇ」
「でも、…ん、ぁ…」
「しゃーねぇな。ちっと動くぞ。」
繋がったままベッドに寝かせて俺だけ身体を起こすと、切ない声が。
「どうした?」
「お、く…ぐりって…きもち、ぃ…」
「これか?」
抉るように腰を動かせば握り締められるシーツと悲鳴のような喘ぎ。
「やだっ、それや、なのっ」
「お仕置きするっつったべ?」
今の俺はたぶん相当意地の悪い顔をしてるに違いない。
けどそんなのどうでも良くて、ひたすらに目の前の彼女のことを喘がせたかった。
壊れるくらい滅茶苦茶に。