Fall in love with you【R18】
第6章 ●six
指の腹でグリグリ撫でてやると更に締め付けを強くして、もっともっとと俺を求める。
「ひゃ、や、あっ、あ、」
開きっぱなしの口からは喘ぎ声しか発せられない。
「気持ちいいなら気持ちいいって言えよ。じゃねぇと止めんぞ。」
「やらっ、きもち、ぃ…止めな、で」
素直にいうことを聞く藍原に征服欲が満たされていく。
堪んねぇ。
かわいい。
喰いたい。
「なぁ、「も、いれて…」
同じことを思っていた。
なんで普段は同じ事を考えていても『偶然だな』ぐらいにしか思わないのに、ヤってる最中ってこんなにテンションが上がるんだろうか。
ベッドから歩いて2歩くらいの所に隠すように置いておいたゴムの箱を開け、2つちぎって連なりを箱の中に戻した。
「2個だけ、ですか?」
「なに、もっとしてぇの?」
意地悪く聞けば「したくないわけじゃないです」なんてポヤポヤした声でいうもんだから、危うくゴムつける前に突っ込むところだった。
「ばっ…か、てめぇ…」
「烏養さんいーから、早くクダサイ。」
呂律がしっかりしてきた。酔い覚めてきたのか?でももっと乱してぇな。
思うが早いか、テーブルの上の酒を掴み取り再び藍原の口内に流し込んだ。