Fall in love with you【R18】
第2章 second
潔子の手伝いをして、ボトルを運んでいるとケータイが制服のポケットの中で振動しているのに気づいた。
「あれ?メール?」
ボトルの入ったかごを下ろしてポケットを漁る。
ロックを外して通知欄にあったメールをタップして見ると珍しくお母さんからで
何かあったのかな、なんて軽い気持ちでメールを開いた。
「…え?」
全身から血の気が引いていくのがわかった。
何も考えられない。
どうゆうとこ?
たくさんの疑問が浮かんで思考を埋め尽くす。
「藍原?」
烏養さんに呼ばれてるのは分かるのに言葉が出ない。
「すみ、ません…今日は…帰ります」
フラフラとした足取りのまま荷物を持って体育館から出た。