Fall in love with you【R18】
第11章 eleven
「っな!!!お前まさかっ!?」
「おー……つっても、マネージャーじゃねえけどな」
ひとつだけ補足して、んで…どうなんだよ。と返事を促す。
「どうって言われても……その子とはもう付き合ってるのか?」
「あぁ、2ヶ月くれー前からな」
「武田先生は?知ってるのか?」
「知ってる。本気ならいいと思うって言われた」
はぁ、と直井の口から溜め息ひとつ。
「普通に考えたら犯罪だろ?」
「だよな……でも、止まんなかったんだわ」
煙草の灰を灰皿へ落しながら、ふっと笑う、
「つまりやることもヤってる訳か」
「オブラートに包むってことをしろよ」
「これでも包んだつもりだぞ」
ドコがだよ、と悪態をつくと「んで?」と先を促された。
「付き合うことに関しては問題じゃないんだろ?何を相談したいんだ」
「あー……」
「今さら隠すな!もう何来ても驚かねぇよ」
「実は、最近まで未練あった元カノと再会しちまって…」
ポトリ、直井が箸でつまんでいた刺身が白いシャツの上に落下した。
あー勿体ね。