Fall in love with you【R18】
第10章 ●ten
どこからバレるか分からないから、今までで友達には彼氏ができたことを秘密にしていたんだけど…
もう、隠さなくていいんだ…
「いっぱい、跡つけてください」
「おう、」
服を脱がしながら、あちこちにサクランボ色の跡が付けられて、瞬く間に下着だけにされてしまった。
「風呂先入るか?」
「お風呂はあとがいい…デス。」
「ん、りょーかい。」
そこそこ重いはずの私の体を持ち上げて
ポスンとベッドに下ろした。
「あいはら、」
名前を呼ばれてすぐ唇を塞がれ、絡められた舌が
ちゅう、と吸われる。
「ん、ぁ…」
「藍原、俺のも。」
促されたまま、烏養さんの舌も吸う。
「あいはら、気持ちい…」
唇から漏れる吐息が熱くて溶けてしまいそう。
シーツに縫い止められるように繋がれた左手。
自由な右手を服の裾から侵入させ、
烏養さんの身体に触れた。
「ん、」と小さな呻き声が聞こえたと思ったら
右手が捕まえられてしまった。
「お前を気持ちよくさせんのが先だ。」
私だって、もっと触れたいのに。