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Fall in love with you【R18】

第9章 nine













お土産を右手にぶら下げて、左手は藍原の手を離さないように掴んだ。


「お昼遅くなっちゃって、ごめんなさい。」

「構わねーよ。我侭言えっつったろ?」

「そうでしたね。」


ゆるゆるな笑顔を向けられるのが、なんだか擽ったい。


少し車で移動して、俺のことを思ってか藍原は堅苦しさの無いラーメン屋に行きたいと言った。


「何食う?」

「んー…味噌ラーメンにします。烏養さんは?」

「俺はがっつり食いてぇし豚骨にするわ。」


大学ん時よく来てたラーメン屋。決して客は多くねぇけど、安くて旨いから月に何回かは来てた。


久しぶりに食ってみても、当時と変わらず美味い。


「烏養さんが薦めるだけあって美味しいですね!」

「俺そんなに味に五月蝿くねぇぞ?」

「烏養さん自分のお気に入りのものあんまり他の人に教えたりしないじゃないですか。だから、それだけ気に入ってるんだなーって。」


この言葉、前にもどっかで_____












「あれ?……繋心?」



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