Fall in love with you【R18】
第8章 ●eight
最後の一滴まで搾り取るようにちゅうちゅうと吸い、俺の欲でいっぱいになった口を離した。
「ほら、ペッてしちまえ…」
少し息の上がった声でそう促すと、何を思ったか口に含んだものをそのままゴクンと飲み込んだ。
「っ、にがい…」
「っはぁ!!?おま、何で飲んでんだよ!」
「だって…ふぇら?したら飲んであげると喜ぶって雑誌に書いてあったから…嫌でしたか?」
コテン、と首を傾げる姿に思わずキュンとしてしまう、
「いやっつうか…汚ねぇだろ、そんなの」
「烏養さんのが汚い訳ないです。」
そう断言する藍原が、もう愛おしくて恋しくて。
さっきまで俺のを咥えてたのも気にせず、唇を重ねた。
「ん、苦ぇ…お前よくこんなの飲めたな?」
「だって烏養さんのですから」
「ほんとお前最高だわ…」
俺のこと、どこまで骨抜きにすりゃいいの?
「お前以外とじゃ、もう満足できねーよ…」
少し冷えた身体を抱き締めて、首筋に赤い華を散らした。
「っし、湯船に浸かって暖まろうぜ?」
「烏養さんの身体を洗うのが先です!」
頼むから我慢してるの気づいてくれよ…