Fall in love with you【R18】
第8章 ●eight
脱衣所の扉を開けると、藍原はもう既に浴室へと足を踏み入れたあとだった。
あー、脱がしたかった…
少々オッサンじみた事を言った気がするが無視だ無視。
服を脱いで扉付近にゴムを置いておく。何もなかったら上がる時に回収すればいいだけだ。
「開けるぞ。」
一言声をかけて扉を開くと、モクモクと上がる湯けむりの中、こんもりと泡を立てて髪を洗う藍原がいた。いろいろと早くねぇ?
その身体には…バスタオル…
「お前なんでタオル巻いてんだ。」
「や、だって…恥ずかしいんですもん…」
マジで女の恥ずかしい基準て何処なんだ。
「どうせこのあと見んのに?」
「烏養さんのへんたい…」
あぁそうかよ、そういうこと言っちまうのか。
「その変態に惚れてんのはドコのどいつだ?ん?生意気言うやつには…お仕置きだな。」
「えっ、うわぁっ!」
シャワーで髪の毛の泡を流して、すぐさまボディーソープを手に絡ませた。
たっぷり可愛がってやろうじゃねぇか。