Fall in love with you【R18】
第8章 ●eight
何とかしてこの昂りを治めなければ…
こうゆう時は何考えればいいんだ?
萎えること…萎えること…
素数?いや17までしか分かんねぇ。円周率?3.14の後とか分かるわけがねぇ。公式?何も覚えてねぇよ!母ちゃんの裸…?いや無理だ吐く。
柔らかい身体を抱き締めながら黙々と萎えることを考える。
「烏養さん、我慢しなくていいですよ。…しましょ?」
俺の努力を一瞬にして打ち砕く強烈な一言。
「だめ、ですか?」
濡れた瞳と火照った頬がヤリたい気持ちに拍車をかける。
「だめじゃねぇ…」
欲で掠れた声はちゃんと藍原の耳に届いたようで、抱き上げた藍原の表情は嬉しそうだった。
求められるのって、すげー嬉しい…
「大事に抱くからな。」
ちょっとでもその気持ちが伝わるように、細く白い喉に口づける。
「すきです、烏養さん…」
この透き通った声の告白にはまだ敵いそうにねぇな。