Fall in love with you【R18】
第7章 seven
「んなもん、一人ひとり違うだろ。」
「それでも、烏養さんの時はどうだったのか知りたいんです!」
俺は早速頭を抱えた。
何だって俺が高校生にこんな小っ恥ずかしい話しなきゃなんねぇんだ。先生にでも聞け!きっとポエミーな感じに答えてくれんぞ。
「期待してる答えと違っても責任とんねーからな。」
「はい!」
大きな溜息を一つ零してから俺は口を開いた。
「まずお前らの思うラブとライクの違いってやつは何なんだ?」
「ええっと……さ、触りたい…とか?」
いきなりスゲーやつかましてきたな東峰。見かけ…じゃなくて性格に比べて肉食なのか?いや何言ってんだ俺。
「他は?」
「守りたい、とかですかね」
「お前らしいな、澤村。」
他にも“支えたい”とか“笑わせたい”とかそれらしいのが出てきた。
「あーまぁ、どれもハズレじゃねぇと思うぜ。」
上を見上げてポツリ呟いた。