• テキストサイズ

ONLINE GAME

第7章 EMERGENCY


しばらくすると奥から何やら引きずってくる音が聞こえた。

「よいしょっと…。」
律さんは自分の身体より大きな何かを背中に背負ってやって来た。

「わぁ!?大丈夫ですか?」
私はすぐに駆け寄った。

「あぁ、へーきへーき!これ、私の武器だから!」
そう言って律さんは自慢気に武器を見せた。

「ヘビィガンナーの武器って…本当に大きいんですね…。」
思わず驚いてしまった。

「そうそう。ヘビィガンナーは攻撃力はかなり高いけど、移動ができないんだよねぇ。しかも、武器でかいから結構目立つし…」

律さんは溜息をついた。

「ライトガンナーは?」
蘭丸さんは律さんに聞いた。

「えーっと…確か攻撃力も防御も低いけど、移動できるし、騎乗スキルあるよね。ブラインドスキルもあるし…アーチャーとかと近いかもね。」

何やらわからない言葉がいっぱい飛び交う…。
スキル?ブラインド?アーチャー?

私は頭がハテナでいっぱいだった。

「んじゃ、りっちゃんがだめだったらカズトラんとこ連れて行くわ!」
蘭丸さんはそう言ってニヤっと笑った。

「えー!カズちんだめだよぉー!あいつ女の子とまともに会話できないし!」
そう言って律さんは笑っていた。

…??

"ゴーン"

鐘が鳴った。

「あ、戻されるな。じゃ!また明日ねぇー」

その蘭丸さんの声を最後に
私は現実世界へと戻った。

/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp