第13章 BLOODY LIAR
そして気がつけば眠りに落ちて…
いつものように起床し、
いつものようにバタバタと準備をし、
いつものようにお母さんの作ったお弁当と荷物を持ち、私は家を出た。
「いってきまーす!」
いつものように学校へ向かう。
これが最後かもしれない。
いつもの通学路を通って、
いつものように学校へつく。
「あ、雛ちゃんおはよぉー!」
「おはよ!乃亜!」
いつものように乃亜が駆け寄ってきて。
いつもの日常がはじまる。
このまま何事もなく終わればいいのに。
そんな事を考えていても
時間はあっと言う間に過ぎていく。