第2章 ゲームヲハジメマスカ?
「え?誰か居るの?」
私は辺りを見回した。
ふと後ろを見ると、
黒っぽい銀色のふわふわした髪に
不健康なぐらい白い肌。
そして、非常に目つきの悪い同い年ぐらいの男の子が椅子に座っていた。
「あ、あの…」
私は勇気を出して話しかけた。
「あぁ、わりぃ…俺もさっき全く同じ行動したもんで、面白くてつい笑っちまった。」
そう言って男の子は立ち上がり私に歩み寄ってきた。
私は少し構えた。
「あ、あの、ここどこなんですか?」
私は恐る恐るその男の子に聞いた。
「あ?知らねぇよ。」
「え?」