第2章 ゲームヲハジメマスカ?
『ゲームヲハジメマスカ?』
「え?何これ!?どうしよう…」
ふとマウスを動かすとマウスカーソルが出た。
そして、真っ黒な画面の文字が切り替わり
『はい/いいえ』と表示された。
私は…
『はい』
をクリックしてしまった。
"カチ"
その効果音と共に
再び画面は真っ暗になった。
「っう…」
私は突然の強い頭痛に襲われた。
そしてクラっとして私は目を瞑り頭を押さえた。
しばらくそのまま動かずにしていると
頭痛は治まった。
私は部屋とは違うひんやりとした空気を感じゆっくり目を開けた。
「え!?ここ…どこ!?」
そこは明らかに先程居た自分の部屋ではない。
古臭い匂いのする薄暗いところに居た。
ステンドグラスの窓に怪しげな祭壇。
教会…だろうか?
「あれ…な、なんか夢でも見てるのかな。」
私は思いっきり頬をつねってみた。
「痛っ!!!」
すごく痛かった。
"クスクス"
誰かの笑い声が響き渡った。