第4章 GAME START
「じゃぁ、雛の属性である火で例えるな。」
そう言って優月さんは再び地面に新たな図を書き出した。
「まず、弱点属性である"水"から攻撃を喰らった場合、100のダメージをうけるとする。」
「ふむ。」
水→火 (100)
このような図を優月さんは書いた。
「弱点属性以外の属性である"電気"もしくは"風"から攻撃を喰らった場合のダメージはその場合70程度だ。」
電or風→火 (70)
さきほどの図に書き加えられた。
「で、耐性のある属性。つまり"火"属性からの攻撃を喰らった場合のダメージは50程度だ。」
火→火(50)
なんとなく理解できた気がした。
火属性の場合
(弱)水→火 (100)
(無)電or風→火 (70)
(耐)火→火(50)
「相手を選ばないと、属性攻撃をひたすら撃っても勝てるってわけじゃないんですね。」
「…まぁ、そうこっちゃな。」
そう言って優月さんはニコっと笑った。
「待て!俺の属性は!?」
陽くんは優月さんの袖を引っ張った。