第3章 戻った世界。
「あ、あの、それで、私達はこれからどうしたらいいんですか?」
私は聞いた。
優月さんは"うーん"と考えた。
「とりあえず、もうログインすんな。それが一番だ。」
「パソコンの電源をつけなきゃ…大丈夫ですか?」
私はおそるおそる聞いた。
「いや、電源つけてもいいけど、その"ゲームの世界"に入り込んだサイトにアクセスすんな。そうすればもう飛ばされねぇだろ。」
「…そんなもんなんですね!よかったです!」
なんだか少し安心した。
もうあの怖い世界に飛ばされることはないんだ。
「でも、そんな危ねぇ世界なのになんでオッサンは続けてるんだ?」
陽くんは不思議そうな顔で聞いた。
「あ?…復讐のためかな。」
優月さんはなんだか少し寂しそうな顔をした。
「ふ…復讐…ぶはっ!!」
陽くんはふるふると笑い出した。
「ば、バカにすんな!結構マジなんだからな!?///」
優月さんは顔を真っ赤にしていった。
「どういうことですか?」
私は聞いた。