第10章 OLDEN DAYS
不適に笑う男は笑いながら銃を乱射する。
目つきの悪い女は、
俺に向かって突き進んできた。
"キンッ!!!"
激しい金属音と共に
武器がぶつかりあい、火花が散る。
「いいねぇ、あんた。イケメンだし…しかも強い。あぁ…そのキレイな顔…ぐちゃぐちゃに切り刻みたい…。」
女の瞳孔は開いており、
その表情は狂気に溢れていた。
「っ!!!!」
一度、剣を揺さぶり離すものの、
ウォリアーとナイトとでは武器の重さが違う。
このままでは…
力で負けてしまう。
「…っくそ!!!なんでウォリアーの癖にあんな速いんだよ!あの女っ!!!」
圭太がそう言いながら、
目つきの悪い女へと攻撃を仕掛ける。
「ん~。あんたはイマイチ。瞬殺…だね。」
女はそう呟き、
圭太の攻撃を鮮やかにかわした。
「…ッぐ」
ソレと同時に
圭太から鮮やかな赤が飛び散る。
「圭太!!!!!!」
俺はすぐに女に攻撃を仕掛ける。
「遅いよ。」
女は振り向きざまに俺の剣を防ぎ、
俺を斧の風圧で吹き飛ばした。
「…っう」
女が倒れた俺に舌なめずりをしながら近づいてくる。
「いいねぇ。その顔。ゾクゾクしちゃう…」
女が斧を振り上げた。