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ONLINE GAME

第10章 OLDEN DAYS


それから"ゴーン"と教会の鐘が鳴り響く、
頭が痛くなり、

気がつくと…
部屋のパソコンの前で寝ていた。

時間は相変わらず進んでいなかった。

…夢?

俺の携帯が鳴り響く。
圭太からの着信だった。

圭太とも確認しあった。

あれは…恐らく
夢ではないという事がわかった。

俺は、すぐに光にも電話をした。
光はすごく怖がっているようだった。

俺は、マスターの居るカフェの様子を覗きに行った。
カフェは閉まっていた。

"ガサ"

ふと背後からの物音に
背筋が凍る。

心臓が走るように早くなる。
ゆっくりと俺は後ろを振り向いた。


「…優月。」

そこには光が居た。


「…あー。もうびびらせんな。」
俺は思わず安堵の溜息が出た。

「あれって…本当にマスターだったのかな?」
光は悲しげな顔をしていた。

「…どうだろうな…。俺も…信じられない。」

「あの人たち…どうなったんだろうな…?」
光は泣きそうな顔をしていた。

「…わからない…。でも、しばらくはゲームはやめておこう…?」
俺がそういうと光は頷いた。

そうして、
俺と光はしばらく話すと、
別れた。

家に帰ると、
ニュースが流れた。

全国で同時刻に原因不明の突然死をする若者多数。
現在、原因を早急に調べております。

世間は大騒ぎになっていた。
新種のウィルスという話しもあがっていた。

が、俺は気付いていた。
それが…あのゲームのせいだと…。


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