第3章 第三章
「家って・・・・・・私も住んでいいの?」
私の言葉に宗次郎はきょとんとして
「時音さんが住まなかったら時音さんはどこを身寄りにするおつもりですか?」
と言った。
「えっ!?私も住んでいいの!?」
「はい」
宗次郎が笑顔で言った。
えっ・・・・・・それって・・・・・・!?
私と宗次郎の・・・・・・愛の巣・・・・・・!?
宗次郎が毎晩私を襲って・・・・・・いやいやいや!!!!!そんな事あるわけ無い!!!!!!
妄想しすぎだ私!!!!!!!
「なので、僕も働くために家を見つけようと思います。誰かの家に居候とか・・・・・・それしか方法が無いと思いますが・・・・・・」
アパートとかマンションとか・・・・・・無いか、そういうシステム。
「うん、家が見つかったら私、すぐ働くね!!」
「僕もすぐ働きます」
「そう言えば宗次郎・・・・・・20分くらいしか寝てないけど大丈夫?寝ていいんだよ」
「ありがとうございます。僕の傍を・・・・・・離れないでください」
宗次郎が寂しそうに笑った。
「えっ・・・・・・」
きゅんっとした。
「は・・・・・・離れないよ!!だから安心して寝て」
「はい。時音さんのお食事が終わったら眠らせていただきますね」
宗次郎が微笑んだ。