第16章 リング争奪戦
麗「・・・んー・・。」
大きく腕を伸ばして休憩に入る麗。
麗「草壁さん、休憩しよっか。」
草壁「分かりました。お茶淹れますね。」
麗「はーい。」
麗「・・・あと何日持つか・・。」
草壁「?会長、何か仰いましたか?」
麗「恭弥、あとどれくらいで帰って来るかなーって。」
草壁「・・・あぁ。そんなに長くはならないと思いますが・・。」
麗「草壁さんがそう言うならそうなんだろうなぁ・・・。」
空を見上げて溜息をつく麗。
麗「・・・ヘマしないで欲しいねぇ。」
草壁「・・・?」
麗「あぁ、こっちの話。・・・うわ、そろそろ帰らなきゃ。」
草壁「・・・あぁ、そういや最近知り合いが居候してるんですっけ?」
麗「そうなの。もう帰って来る頃合いだから・・・。」
草壁「後は自分が処理しておきますよ。」
麗「ごめんね、ありがとう。」
草壁「いえ。会長は委員長の仕事もしてくれてますから・・・。」
麗「それじゃ、また明日。書類は机の上に置いておいてくれればいいよ。」
草壁「かしこまりました。」
麗「今日の晩御飯はーっと・・・。」
そろそろ、だよねぇ。